2026年、暗号資産投資家はどの銘柄に注目しているのか。
992人を対象とした最新の独自調査では、ビットコインが15.6%で首位に立ち、変わらぬ信頼の厚さを見せつけました。
しかし、その裏ではイーサリアムやリップル、さらにはソラナといった新興勢力が激しくシェアを争っています。
本調査では、単なる人気ランキングにとどまらず「なぜその銘柄を選んだのか」という投資家の心理を深掘りしました。
将来性を信じる層がいる一方で、4人に1人がSNSの影響で銘柄を決めているという危うい実態も浮き彫りになっています。
2026年に向けた投資戦略を左右する、リアルな購買意向データの全貌をお届けします。
2026年次に買いたい暗号資産ランキングTOP9
BTCが15.6%で首位となり王者の存在感を示す

回答 | 回答数 | 割合 |
|---|---|---|
ビットコイン(BTC) | 155人 | 15.63% |
イーサリアム(ETH) | 82人 | 8.27% |
まだ決めていない | 78人 | 7.86% |
リップル(XRP) | 74人 | 7.46% |
購入予定はない | 68人 | 6.85% |
ドージコイン(DOGE) | 54人 | 5.44% |
ソラナ(SOL) | 51人 | 5.14% |
アバランチ(AVAX) | 42人 | 4.23% |
ミームコイン全般 | 37人 | 3.73% |
その他 | 351人 | 35.38% |
2026年の購入検討銘柄として、ビットコインが15.63%を集めて堂々の1位に輝きました。
2位のイーサリアムに約2倍の差をつけており、市場の不確実性が高まるなかで「デジタルゴールド」としての信頼が揺るぎないことを示しています。
追加購入を検討する層を含め、資産の核としてBTCを選ぶ投資家心理が明確に表れた結果といえます。
一方で「まだ決めていない」が7.86%で3位にランクインしている点は、2026年の市場における特筆すべきデータです。
投資意欲はあるものの、どのプロジェクトが次のトレンドになるかを見極めようとする慎重な層が一定数存在しています。
情報収集の段階にある投資家が多いため、今後の市場環境次第で資金の流入先が大きく変化する可能性を秘めています。
アルトコイン勢では、イーサリアム(8.27%)とリップル(7.46%)が底堅い人気を維持しています。
これら「御三家」の合計は約31%に達しており、投資家の約3割は実績のある主要銘柄への集中投資を好む傾向にあります。
新興銘柄への関心も高まっていますが、まずは安定したプラットフォームや決済需要のある銘柄が選ばれる構図は変わりません。
新興勢力の台頭でSOLやミーム系が合計約2割に迫る

銘柄区分 | 合計割合 |
|---|---|
定番銘柄(BTC/ETH/XRP) | 31.36% |
新興・注目勢(DOGE/SOL/AVAX/ミーム) | 18.54% |
今回の調査では、ソラナ(5.14%)やアバランチ(4.23%)といった高速L1チェーン銘柄が着実に支持を広げていることが分かりました。
これらは技術的な優位性やエコシステムの拡大が評価されており、単なる投機対象から実用性を伴った投資先へと認識が変化しています。
TOP10圏内に複数の新興チェーンが食い込んでいる事実は、投資家の視点が多極化している証拠です。
ドージコイン(5.44%)とミームコイン全般(3.73%)を合わせた「ミーム系」への投資意向が約9%に達している点も見逃せません。
これにソラナなどを加えた新興勢力の合計は約18%となり、主要銘柄に迫る勢いを見せています。
爆発的な利益を期待する層が一定規模で定着しており、2026年もコミュニティ主導の価格形成が市場の重要な一角を占めるでしょう。
技術力ベースの銘柄と、SNSの話題性に依存するミーム系が共存しているのが現在の投資家のリアルな姿です。
ビットコインのような安定資産でリスクを抑えつつ、一部の資金を高いリターンが期待できる新興銘柄へ振り分ける戦略が透けて見えます。
ポートフォリオの多様化が進むなかで、新旧の銘柄が激しくシェアを争う展開が予想されます。
年収1000万円以上の層はBTC支持率が22%超

世帯年収 | n | BTC | ETH | XRP | まだ決めていない |
|---|---|---|---|---|---|
1000万円以上 | 120人 | 22.50% | 10.00% | 5.83% | 5.00% |
600~1000万円未満 | 345人 | 16.23% | 9.28% | 8.12% | 7.54% |
600万円未満 | 527人 | 13.66% | 7.21% | 7.40% | 8.73% |
世帯年収別のクロス集計を行うと年収が高くなるにつれてビットコインへの投資意向が強まる傾向が確認されました。
年収1000万円以上の層では22.50%がBTCを支持しており全属性のなかでも突出した数値となっています。
富裕層ほど暗号資産を投機的なギャンブルではなくインフレヘッジや資産防衛の手段として捉えている可能性が高いです。
対照的に年収600万円未満の層ではBTCの割合が13.66%に低下し価格の安さや未知の可能性を期待する傾向が見られます。
限られた余剰資金をどの銘柄に投じるべきかより慎重にあるいは一発逆転の機会を求めて迷っている様子がうかがえます。
年収層によってリスク許容度や投資目的が異なるため選好される銘柄の属性にも明確な差が生じています。
イーサリアムについても年収に比例して支持率が上昇しており上位層ほどスマートコントラクトの基盤としての価値を評価しています。
一方でリップルは年収による差が小さく幅広い層から安定した支持を得ているのが特徴的です。
2026年の投資戦略において個人の経済状況が銘柄選定のバイアスとして強く作用している実態がデータから浮き彫りになりました。
銘柄を選ぶ理由トップは将来性だがSNSの影響も無視できない
長期的な将来性が32.9%で最多の理由となる

興味を持った理由 | 割合 |
|---|---|
長期的な将来性 | 32.9% |
SNS・インフルエンサーで話題 | 25.1% |
価格が安い(割安感) | 21.4% |
分散投資のため | 8.7% |
技術的な興味 | 6.9% |
過去に利益が出た実績 | 4.9% |
銘柄を選ぶ理由として最も多かったのは長期的な将来性で全体の32.9%を占める結果となりました。
投資家の約3人に1人が短期的な値動きではなくプロジェクトの根本的な価値や将来の普及可能性を重視して銘柄を選定しています。
市場が成熟するにつれてファンダメンタルズを基盤とした堅実な投資姿勢が浸透している様子がうかがえます。
一方でSNSやインフルエンサーで話題という理由も25.1%に達しており依然として強い影響力を持っています。
4人に1人がSNS上のトレンドを起点に投資判断を行っており情報の拡散が銘柄選びの大きな原動力となっている実態が浮き彫りになりました。
話題性が価格を押し上げる暗号資産特有の市場構造を反映したデータといえるでしょう。
価格の安さや割安感を重視する層も21.4%存在しており投資判断の基準が分かれていることが分かります。
単価の低い銘柄に対する枚数確保の心理や反発を期待する層が一定数存在しています。
将来性という王道の理由とSNSや価格面といった感情的・直感的な理由が市場を二分している現状が示されました。
短期売買派はSNSの話題を重視し長期保有派は将来性を選ぶ

投資スタイル | n | 将来性 | SNS話題 | 価格が安い | その他 |
|---|---|---|---|---|---|
短期売買が中心 | 225人 | 22.2% | 38.7% | 24.4% | 14.7% |
長期保有が中心 | 349人 | 45.3% | 15.2% | 18.9% | 20.6% |
両方の使い分け | 124人 | 31.5% | 26.6% | 22.6% | 19.3% |
投資スタイル別の分析では短期売買派の38.7%がSNSやインフルエンサーの話題を理由に挙げています。
トレンドの初動を掴む必要がある短期トレーダーにとってSNSは欠かせない情報源となっている実態が数値から確認できました。
取引頻度が高い層ほどリアルタイム性の高い外部情報に依存しやすい傾向が顕著に表れています。
対照的に長期保有を前提とする層では45.3%が将来性を重視しておりスタイルと判断軸が一致しています。
ガチホ勢にとって一時的な流行よりも数年単位での価値向上が最大の関心事であることを裏付けるデータとなりました。
SNSの話題で選ぶ割合は15.2%と低く短期売買派とは対照的な銘柄選定のプロセスを辿っていることが判明しました。
投資スタイルによって銘柄に求める要素が明確に異なっている点が2026年の市場の特徴です。
積立や長期投資を行う層はプロジェクトの本質を見抜き短期勢は流動性や話題性を優先する構図が定着しています。
自身のスタイルに合わせた適切な情報収集のあり方が投資成果を左右する重要な鍵となるでしょう。
SNS話題を重視する投資家の約7割が投資で失敗を経験

興味の理由:SNS | n | 利益が出た | 損失が出た | どちらでもない |
|---|---|---|---|---|
SNS話題を重視 | 249人 | 22.5% | 66.4% | 11.1% |
SNSの話題を理由に銘柄を選んだ層に注目するとその約66.4%が投資において損失を経験していることが分かりました。
話題性に釣られて高値掴みをするリスクや情報の賞味期限が切れた段階で参入してしまう危険性が数値として表れています。
SNS起点での銘柄選びは参入障壁が低い一方で失敗に直結しやすい非常にハイリスクな行動といえます。
将来性を重視して投資した層の失敗率が低い傾向にあることと比較してもSNS依存の危うさは際立っています。
他者の推奨や流行に流されるまま投資を行うことは自らの判断軸を持たないため損切りなどの対応も遅れがちです。
25.1%の投資家がSNSを基準にしている現状においてこの高い失敗率は看過できない事実です。
2026年の暗号資産投資においてSNSは強力な武器になりますが同時に諸刃の剣でもあることをデータが示唆しています。
情報の裏付けを取ることやプロジェクトの一次情報を確認する重要性が改めて浮き彫りになりました。
流行に飛びつく前に一度立ち止まって将来性を吟味する姿勢が安定した収益には不可欠といえるでしょう。
2026年の投資方針は58.5%が増やしたいと回答
投資を拡大する意向が約6割に達し市場は拡大ムード

方針 | 割合 |
|---|---|
少し増やしたい | 41.2% |
現状維持 | 27.9% |
大幅に増やしたい | 17.3% |
撤退を検討 | 8.4% |
少し減らしたい | 5.2% |
2026年の投資方針について調査したところ「少し増やしたい」が41.2%で最多となりました。
「大幅に増やしたい」の17.3%を合わせると、全体の58.5%が投資を拡大する意向を示しています。
多くの投資家が現在の市場環境をポジティブに捉えており、さらなる資金投入を計画している実態が明らかになりました。
一方で「現状維持」と回答した層も27.9%存在しており、慎重に様子を見守る姿勢も根強く残っています。
急激な資産拡大を狙うよりも、現在のポートフォリオを維持しながら市場の成熟を待つ層が約3割を占めています。
強気な拡大派が主流ではあるものの、リスク管理を徹底する投資家の存在が市場の安定感に寄与しているといえます。
「撤退を検討」は8.4%、「少し減らしたい」は5.2%にとどまり、縮小意向を持つのは全体の1割強に過ぎません。
8割以上の投資家が継続または拡大を選択しており、暗号資産市場への期待値は非常に高い水準で維持されています。
2026年は既存投資家による追加資金の流入が、市場を下支えする大きな要因となることが予測されるデータとなりました。
長期保有派の6割以上が追加投資による資産拡大を計画

投資スタイル | n | 増やしたい計 | 現状維持 | 縮小・撤退計 |
|---|---|---|---|---|
長期保有が中心 | 349人 | 62.4% | 28.1% | 9.5% |
短期売買が中心 | 225人 | 52.1% | 25.3% | 22.6% |
両方の使い分け | 124人 | 59.8% | 30.6% | 9.6% |
投資スタイル別の分析では、長期保有(ガチホ)派の62.4%が増やしたいと回答し、全スタイルで最も高い拡大意欲を示しました。
長期的な価値上昇を信じる層ほど、現在の価格水準を買い増しの好機と捉えている傾向が顕著です。
出口戦略を数年単位で見据えているため、短期的なボラティリティに左右されず資金を積み増す姿勢が明確に表れています。
短期売買派については、増やしたい層が52.1%である一方、縮小・撤退を検討する層が22.6%と他スタイルより高くなっています。
激しい値動きの中でトレードを行う短期勢は、市場の疲弊やパフォーマンスの不振が直接的に方針転換へ繋がりやすい特徴があります。
利益機会を狙う意欲は高いものの、状況次第では即座に資金を引き揚げる柔軟な(あるいはシビアな)姿勢が数値から見て取れます。
「両方を使い分けている」層も59.8%が増加意向を持っており、バランス型の投資家も概ね強気な姿勢を維持しています。
特定のスタイルに固執せず、市場の状況に合わせて資産配分を最適化しようとする意図が反映されています。
全体として、スタイルに関わらず「2026年は攻めの年」と位置づける投資家が過半数を超えていることが判明しました。
投資経験3年以上の層は8割以上が継続または拡大を選択

投資経験 | n | 増やしたい計 | 現状維持 | 縮小・撤退計 |
|---|---|---|---|---|
3年以上 | 412人 | 55.8% | 31.2% | 13.0% |
1〜3年未満 | 385人 | 61.2% | 26.5% | 12.3% |
1年未満 | 195人 | 58.7% | 23.6% | 17.7% |
投資経験別のクロス集計では、経験3年以上のベテラン層の約87%が継続または拡大という方針を示しました。
過去の暴落や急騰を経験してきた層ほど、一時的な調整局面でも動じず、淡々と投資を継続するリテラシーが備わっています。
長期的なサイクルを理解していることが、2026年という節目においても強気な姿勢を維持できる根拠となっているようです。
経験1年未満の新規参入層に注目すると、増やしたい意欲は58.7%と高いものの、撤退・縮小意向も17.7%と全属性で最大でした。
期待を胸に参入したものの、暗号資産特有の激しい値動きに直面し、不安を感じている層が一定数存在することを示唆しています。
初心者は成功体験が得られない場合に離脱しやすいため、銘柄選びやリスク管理の重要性がより高まるフェーズといえます。
経験1〜3年未満の中堅層が61.2%と最も高い拡大意欲を見せている点は、現在の市場の力強さを象徴しています。
ある程度の知識を蓄え、次の強気相場での大きな利益を確信している投資家がこの層に集中していると考えられます。
世代や経験を問わず、2026年の投資方針は「前向き」な回答が圧倒しており、市場のさらなる成熟に向けた土壌が整っています。
まとめ
2026年に向けた暗号資産の購買意向調査では、ビットコインが15.6%で首位となり、依然として圧倒的な支持を集めていることが分かりました。
一方でソラナやミームコインなどの新興勢力も台頭しており、投資家の関心が多極化している実態が浮かび上がっています。
特筆すべきは、銘柄選びの理由において「将来性」を重視する王道派と、SNSの話題性を追うトレンド派で明暗が分かれている点です。
SNS起点での投資は失敗率が約7割に達するというデータは、情報リテラシーの重要性を雄弁に物語っています。
2026年に投資を「増やしたい」と考える層は全体の約6割に達しており、市場は依然として拡大局面にあるといえるでしょう。
しかし、安易な流行に飛びつくのではなく、自身の投資スタイルに基づいた冷静な銘柄選定こそが、次なる相場での成功を手繰り寄せる唯一の道です。




