同じ仮想通貨を持っていても、ただ保有する「ガチホ」と、預けて報酬を受け取る「ステーキング」では、運用の手応えが変わってきます。実際のところ、どちらのスタイルが多く、リターンや満足度にどんな差が出ているのでしょうか。

Claboは、暗号資産を保有する600人にアンケートを実施しました。運用スタイルの内訳、ステーキングをやらない理由、スタイル別のリターン体感と満足度、得ている報酬額まで、自己申告ベースの実態を整理します。

※本記事の数値は、回答者本人の自己申告にもとづく集計です。

1. 暗号資産保有者の運用スタイル、ガチホのみが45%

まず運用スタイルを尋ねたところ、「ガチホ(長期保有)のみ」が44.7%で最も多くなりました。「ステーキングを実践」17.3%と「両方行っている」17.7%を合わせると、ステーキングに関与している人は35.0%です。

1-1. 運用スタイルの内訳(n=600)

運用スタイル

回答数

割合

ガチホ(長期保有)のみ

268

44.7%

その他

122

20.3%

両方行っている

106

17.7%

ステーキングを実践している

104

17.3%

1-2. ステーキング実践歴(n=600)

実践歴

回答数

割合

実践していない

216

36.0%

2年以上

160

26.7%

1〜2年

148

24.7%

1年未満

76

12.7%

2. ステーキングをやらない理由、54%が「仕組みがわからない」

実践していない216人に理由を尋ねると、「仕組みがわからない」が54.2%で突出しました。「報酬が少ない」14.8%や「ロック期間が不安」12.0%といった具体的な懸念は少数です。やらない理由の中心は損得ではなく、入口のわかりにくさにありました。

やらない理由(複数回答・n=216)

回答数

割合

仕組みがわからない

117

54.2%

その他

38

17.6%

報酬が少ない

32

14.8%

ロック期間が不安

26

12.0%

対応取引所を知らない

24

11.1%

税金が複雑

22

10.2%

3. リターンの体感はスタイルで分かれる

直近1年の運用リターンの体感は、「0〜5%」23.8%、「5〜10%」21.3%が中心でした。「わからない」が21.2%と多く、「マイナス」は18.0%です。

3-1. リターン体感の分布(n=600)

リターン体感

回答数

割合

マイナス

108

18.0%

0〜5%

143

23.8%

5〜10%

128

21.3%

10〜30%

56

9.3%

30%以上

38

6.3%

わからない

127

21.2%

3-2. スタイル別では「ステーキング実践者」のプラス体感が目立つ

スタイルと掛け合わせると、ステーキング実践者は43%が「5〜10%」と答えました。ガチホのみの層は「マイナス」が22%と相対的に高く、「その他」の層は54%が「わからない」と回答しています。

リターン体感 \ スタイル

ガチホのみ

ステ実践

両方

その他

マイナス

22%

9%

15%

20%

5〜10%

19%

43%

23%

7%

わからない

18%

8%

4%

54%

4. ステーキング報酬は「5〜10万円」が最多

ステーキングを実践している210人に直近1年の報酬総額を尋ねると、「5〜10万円」が32.9%で最も多く、「10〜30万円」19.0%が続きました。

4-1. 報酬の年間総額(実践者・n=210)

報酬の年間総額

回答数

割合

〜1万円

39

18.6%

1〜5万円

33

15.7%

5〜10万円

69

32.9%

10〜30万円

40

19.0%

30〜100万円

18

8.6%

100万円〜

11

5.2%

4-2. 投資歴が長いほど報酬は大きくなる

投資歴と掛け合わせると、投資歴10年以上の層は45%が「30万円以上」に達する一方、1〜3年の層は45%が「〜1万円」にとどまっています。

報酬 \ 投資歴

1〜3年

3〜5年

5〜10年

10年以上

〜1万円

45%

16%

9%

10%

30万円以上

8%

4%

15%

45%

5. 運用満足度は「両方やる人」が最も高い

現在の運用スタイルへの満足度は、「どちらともいえない」が53.2%で最多でした。満足(非常に満足+やや満足)は30.2%です。

5-1. 満足度の分布(n=600)

満足度

回答数

割合

非常に満足

39

6.5%

やや満足

142

23.7%

どちらともいえない

319

53.2%

やや不満

48

8.0%

非常に不満

52

8.7%

5-2. スタイル別では「両方」派が最も満足

満足度をスタイル別に見ると、「両方行っている」層の満足が46%で最も高くなりました。ガチホのみは33%、ステーキング実践は32%です。一方、「その他」の層は「非常に不満」が19%と他より高くなっています。

満足度 \ スタイル

ガチホのみ

ステ実践

両方

その他

満足(非常+やや)

33%

32%

46%

9%

非常に不満

7%

2%

7%

19%

6. まとめ

今回の調査では、運用スタイルをめぐって次の点が明らかになりました。

  • 運用スタイルは「ガチホのみ」が44.7%で最多。ステーキング関与(実践+両方)は35.0%。
  • ステーキングをやらない理由は「仕組みがわからない」が54.2%で突出。
  • リターン体感はスタイルで分かれ、ステーキング実践者は43%が「5〜10%」。ガチホのみは「マイナス」が22%。
  • ステーキング報酬は「5〜10万円」が最多。投資歴10年以上は45%が「30万円以上」。
  • 運用満足度は「両方行っている」層が46%で最も高い。

7. 調査概要

  • 調査名:ガチホ vs ステーキング(運用スタイル別の実態調査)
  • 調査主体:株式会社Clabo
  • 調査方法:インターネット調査(セルフ型アンケート)
  • 調査対象:暗号資産を保有している男女
  • 有効回答数:600名
  • 実施時期:2026年5月
  • 注記:本記事の数値は回答者本人の自己申告にもとづきます。複数回答の設問は合計が100%を超えます。

出典を「株式会社Clabo調査」と明記いただければ、図表・数値の引用・転載は可能です。

8. 主な調査設問

Q1 あなたの仮想通貨の運用スタイルとして最も近いものをお選びください。
Q2 仮想通貨への投資歴を教えてください。
Q3 現在保有している、またはステーキングに使っている銘柄をすべてお選びください。
Q4 ステーキングの実践歴を教えてください。
Q5 ステーキングを行っていない理由として、あてはまるものをすべてお選びください。
Q6 直近1年間の仮想通貨運用全体のリターンの体感に最も近いものをお選びください。
Q7 直近1年間に得たステーキング報酬の年間総額はどのくらいですか。
Q8 現在の運用スタイルにどの程度満足していますか。
Q9 あなたの投資総資産額(仮想通貨を含む)はどのくらいですか。
Q10 あなたの仮想通貨・投資における立場として、最も近いものをお選びください。
Q11 ガチホを続けている理由、またはステーキングを始めた決め手を教えてください。